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MC Jubileeを聴いてみた。

前回の記事の続きになります。
先日スタイラスチップの無いジャンクカートリッジのMC Jubileeを手に入れ修理をした記事を載せましたが、これもオークションで手に入れて、そのまま放置してあったオーディオクラフトのシェルAS-12Kに取敢えず付けて聴いてみました。
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しかし、どうも音は「パッ」としません。音のバランスは良いのですが、空間の気配は感じられず、ピアノの粒立ちもセンシティブさが無く良くありません。何時も聴いているMC-L1000などの一級品のカートリッジ達とは明らかに差があるのです。
「いや、いや、そんなわけはない」と少々悩んでから、「もしかしたらシェルが問題なのか?」と思い当たりました。私は何時もシェルは入手してから密着シェルに加工して使いますが、今回はクラフトのシェルも2ピン仕様ですし、早く音が聴きたかったので無精をしてしまいました。
https://blogs.yahoo.co.jp/milonhit/26740701.html
他のカートリッジが付いていた密着シェル化したAT-LH15に付替えて音を聴いたところ、思った通りです。音は大きく変化をして「そう、そう、これだよ!これ!」と心の中で叫んでしまいました。
今までずっと密着シェルを使ってきたので、通常のシェルで聴くとかなり音が悪く聴こえる様になってしまっているのだと思います。ユニバーサルアームの場合にはシェル接続部の遊びが音質劣化の大きな要因となりますので、カートリッジを正しく評価する場合には密着シェルは必須ですね。

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さて肝心のMC Jubileeの音ですが、静かで滑らかな空間が空芯カートリッジである所の特徴をよく表しています。
音質は穏やかで音像は引き締まっていて密度があり(濃い)、人の声はリアルで表現力豊かな音は、次々にレコードを聴きたくなるほど音楽に引き込む力があります。ダイレクトカップル型のMC-L1000と比較してみるとピアノのタッチなどはやや丸く、全ての音をレコードから引出してくる鮮烈なタイプではありませんが、音楽を楽しむには必要にして十分です。(かえって安心して音楽が聴ける)
オルトフォンのMC2000と比較をしても、より厚みのある音で、比較して分かる程度ですが、MC2000が僅かに細身に聴こえる所からも やはりJubileeの方が格は上でしょう。
この結果で私の常用カートリッジの中でもベスト5 近辺の実力はあるのではと思います。

MC Jubileeは期待通りの素晴らしいカートリッジだと評します。
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オルトフォン MC Jubilee カートリッジ

突然に気温が上がり春真盛り、もう寒い日はいらないのですが、そうはいかなのでしょうね。

私はオーディオをやり始めた当初はカートリッジはオルトフォンのSPUをよく使っていました。低音が図太くシステムとしてもバランスが取れていたからです。
しかし、いろいろと知識が付きプレーヤーやアンプを取替えていくうちにシステムの重心はどんどんと下がって行き、最後はSPUでは低音過多に感じる様になってしまいました。
オルトフォンのカートリッジは磁性体のコアにコイルを巻いたものが主流ですが、磁性体コアにコイルを巻くと磁性体に磁束が集中する事で出力が稼げる為、ノイズの問題でアンプの負担が少なくなり、扱い易くなる長所がある事で、多くのカートリッジがこのオルトフォンタイプを採用しています。しかし磁性コアコイルに電流が流れるとバルクハウゼンノイズが発生し高域が滑らかさの無いザラザラとした音になり、空間は真ん中に狭まり響きは塊になってしまうのです。
ですので今となってはオルトフォンの磁性コアカートリッジには私は全く興味は無いのですが、そのオルトフォンのカートリッジの中でも少数派ではありますが非磁性のコアにコイルを巻いた空芯型カートリッジも存在するのです。
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オルトフォンの空芯カートリッジの代表格MC2000です。0.05mVと極めて低出力ですので通常のフォノイコではノイズが多くて使い物にはなりませんが、高gmFETを使った超高S/Nのフォノイコ『LEGGIERO』で能力を最大限に発揮した音は十指に入るほどの素晴らしさです。カンチレバーはアルミの様ですが鮮明さはいささかも劣らず、必ずしもボロンやベリリウムのカンチレバーでなくともよい事がわかります。
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同じシリーズの延長にあると思われるコバルトブルーのボディが美しい MC Rohman です。出力は0.25mVと大きくなり使い易くなっています。針圧がMC2000は1.5~1.75g程度なのですが、2.2~2.7gと重くなった所が私は気になるのですが・・・

そして、今回手に入ったMC Jubilee です。
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このカートリッジもカーボンの巻き枠にコイルを巻いた空芯カートリッジでボロンカンチレバーと強固なアルミボディですので以前からとても気にはなっていましたが、元々が人気の高いハイエンドモデルでしたので、なかなか手が出ないでいました。

しか~し、よーく見てみると・・・
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はい!ボロンカンチレバーの先には針がありませんね~
私にはスタイラスチップの脱落はコイルの断線と比べればあまり重大な欠陥ではありません。かえって使い倒されて摩り減ったチップが付いている為に価格が高くなってしまっている方が問題です。

そして、何時もの様にこうなりました。
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もともとオリジナルのMC Jubileeは斜めに切落としたボロンカンチレバーの先に接着剤でスタイラスチップを貼付けてあるだけなので、今回もオリジナルと同じ様に接着をしましたが、写真の様に垂直軸も完璧に元通りの修復ができています。

さあ!音を聴いてみましょう。

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