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ピュアストレートアームの軸受変更

今年の春は雨の日が多くて しかも寒いです。

先日出来上がったピュアストレートアームは取り敢えず音が聴きたくて軸受は簡単に指で回して高さ調整が出来る様にM4のキャップスクリューを使用していました。
ただねじ込んだだけでしたので遊びがある事は承知していましたので
今回は最終的に作る予定でした軸受を製作して交換してみました。
材料は4mm径の芋ネジで緩み止めに厚さを薄くしたステンレスのナットを作ってみました。
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左が先端をすり鉢状に加工した今までのキャップスクリューの軸受で、右が今回製作した芋ネジの先端をすり鉢状に加工した軸受です。材質は通常の鋼より硬いクロムモリブデン鋼が使われていますので軸受には適した素材だと思います。
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軸受を交換後の写真ですが高さ調整後にナットを締めるとガッチリと芋ネジが止まり軸受に遊びがなくなります。ミクロン単位の僅かな支点の遊びなのですが、この部分の改善は再生される音に思ったよりも大きな影響がある事がハッキリと聴き取れます。
低音から高音まで立体的で明確な音は『マスターテープにより近づいた』と感じられる音になってきました。

ピュアストレートアームを聴いてみました。

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私は今まではターンテーブルの回転に関する考察と改造を続けてきましたが、目標としてきた手回しプレーヤーの滑らかで優しく、重心の低い音にする事は達成できたと思っています。
そして、よりレコードに入っている音を完璧なまでに引き出す為に ほぼ理想と思われる軸受を持つピュアストレートアームを作る事を今年前半の目標としてみました。

先日そのピュアストレートアームが完成したので暫く時間をかけて聴いてみた結果を報告致します。

完成した直後に聴いてすぐに空間に雑味が無くなり鮮明になった事は分かりました。
しかし、アームの共振などで音のバランスが崩れてハイ上がりになったりすると、この様に聴こえたりする事がありますので暫く気持ちが落着くまでは慎重に聴いてみようと思ったのです。
しかし、そのような心配は全くなくオーケストラの音のバランスは重心の低い重厚な音のままです。
音の空間の曖昧な滲みが無くなったので遠近感が抜群によくなっていて、背景の奥のオーケストラが演奏している奏者一人一人の姿形が目に見えるようです。同時にトランジェントもかなり上がりましたので 低音から高音まで夫々の楽器の音も乾いて軽くなり抜群の切味です。ここまで曖昧さのない鮮明な音になるとプラッターの回転のトルク変動による歪など耳に厳しい疲れる音が顔をだしてきてしまうものですが、すでに私のターンテーブルは手回しの理想回転を達成できていますので優しさと滑らかさはそのままです。

拙宅には今まで聴いてきたS字アームの載った同型の改造プレーヤーがありますので再びつなぎ直して比較をしてみましたが、『かなり良い』と自信をもって聴いていた音でも「こんなにも曖昧でピンボケの音で今まで聴いていたのか!」と信じられません。
今回のアームの軸受の曖昧さの排除と ピュアストレート化のアナログの音を聴いてしまったら あまりの差にもう絶対に後戻りはできません。

プラッターの回転に関わるのは、肌触りのよい滑らかさ、優しさ、音の重心の低さの変化ですが、今回の支点の明確化を徹底したアームの音を聴いては、澄切った空間の純度と明快な鮮明さ、そして力強く強烈なインパクトを作り出す音の立上りと、曖昧さのない早い音の収束という正確なトランジェントの変化なのだと分かってきました。

完成したピュアストレートアーム

熊本の方では大変な事になっていますが、被災し亡くなられた方々に心よりお悔やみを申し上げます。5年前の東日本大震災の事が甦ります。

先日製作を開始したピュアストレートアームが完成しましたので撮った写真を掲載します。
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アームパイプはステンレスで軸基部は強度もあり表面処理をしなくても錆びにくいアルミ合金A6061の削り出しです。
ワンポイント支持の軸受で、そのままではアーム本体が捻りで回転してしまうのを抑える為に基部の下部の側面がプラス1点で軸に当たる様にしてある2ポイントアームです。
この軸受は最近発表されたフィデリックス社のオールステンレス製のピュアストレートアームと全く同じ構造です。もともとベアリングを使った軸受けは回転をする為にはガタつきがある事が前提で、完全にガタが無ければ全く動かなくなってしまうのです。
そのため厳密な支点の必要な微小振動を扱うアームではベアリングを使った軸受を採用したアームは妥協の産物なのです。

それを解消する為に考えられたのがオーディオクラフトなどが採用したワンポイントアームです。尖った鉛筆の様な軸の上に陣笠の様なすり鉢状の軸受を被せた構造でガタつきは全くありませんし、高感度にできます。しかし、カートリッジ前方から見て左右に捻ろうとする振れにはフラフラで全く対応ができず、オイルなどでダンプして誤魔化していたのです。この為に当然音は甘くなり膨らんだ低音を再生する事になります。
この左右の捻ろうとする力に対応するためアーム基部の下部の片側を軸下部にわざと接触させて確りと振れを止めるようにして製品化したのが今回のアームの元となったスタックスのUA-7アームです。
これと同じ構造のアームは過去にもSATIN音響のAR-1が採用していますし、メーカー製ではありませんが以前に私にカートリッジを作ってくれた大沢久司さんの大沢式アームがこの構造です。
私の改造したPL-25EとPL-31Eプレーヤーに対応する為にアームリフターは25Eプレーヤーの物を流用し、アーム基部より後ろ側の軸とメインウェイトも25Eプレーヤーの物の流用です。
ゼロバランスを取り、針圧計で実測してみましたが、なぜか目盛どおりの針圧を掛ける事ができ、そのままメインウェイトの目盛直読で正確な針圧をかける事ができました。

ファーストインプレッションは様々なカートリッジとレコードを聴いてからにしたいと思います。

オフ会がありました。

桜も満開をすぎてそろそろ散り始める頃になってきました。
これからは新緑の季節がやってきます。

定点観測のようにaudiofanさんが毎回埼玉から足を運んでくれています。
昨日は『audiofanさんが徹底して改造したSDTrans384』と私が最近手に入れた 『ほぼオリジナルのSDTrans384』を聴き比べてみようという事で雪まるださんも参加して頂き、久々に我家でのオフ会がありました。基準としてプロピリウスの『ジャズ・アット・ポーンショップ』のオリジナルレコードの再生音、他の比較機器に私の改造した『QA550SDカードプレーヤー』です。

audiofanさんが改造したSDTransは各部に使用されている電源部が全て分けて作られています。オリジナルSDT384より低音が力強くシッカリしていてこれが電源に手を加えた効果が一番よく音に表れていました。また解像度も高くなっている事が聴き取れます。
音色的には優しいのですが私が聴くには甘口の音で、このへんはオリジナルSDTとはあまり変わっていないと感じました。比したQA550改はもっと辛口ですので私にはQA550のキリッ!とした音が好みですが、レコードの音に比べれば少し硬質なのが気になります。これは両機器がまだまだ不完全で『聴く人がどこを重視して聴いているか』によって判断が分かれるのではないかと思います。

しかし、基準に使ったアナログの音はSDT384やQA550のデジタルの音と比して多くの人が迷わず『レコードの音』を選ぶほどデジタルとの差がハッキリとしています。
自然さや音の立上りが鋭角的で全く甘さが無いのに滑らかで優しい音です。
クラリネットの管を息がぶ厚く膨らみながら吹き抜ける感じや、唇から「パ、パ、パ、パ、パッ」と息を吹き込む感じ、奏者が素早く指板を抑える事による弁の開閉の「パタ、パタ」した楽器のドライブ感の表現はアナログレコードがかなり優位でデジタルではまだ物足りない事がわかります。

SDT384を単独で聴いている分にはそれほど気にはならない十分に良い音ですが、
やはりアナログと同等の音が欲しい所ではあります。

この後、雪まるださんがハイレゾで生録したジャズをSDT384で聴かせてもらいましたが、何も加工のない音は鮮度が高く生々しい音でやはりハイレゾ再生用のトランスポートとしてSDT384の価値は高い物だと思いました。

SDTrans384がやってきた

昼間は外でシャツ一枚でいられるのに夕方になると冬の寒さです。
寒暖の差が激しいので体調には気を付けてください。

さて、先日SDTrans384カードトランスポートが我家にやってきました。
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かなり前に他の方が持ってきたものを何度か聴かせてもらってはいましたが、私にはどうもピンと来ない音だったので購入を見送って、QA550SDカードトランスポートをフル改造したものをデジタルを聴く為に今まで使ってきました。しかし、SDTransの質と可能性はとても高いと思いますので一度は手元に置いて聴いてみようと思っていたのです。

SDTransにはHDMIのI2S出力がもともと付いています。
しかし、私のカプリースはモノラル仕様に改造していますのでI2S出力が二つ必要ですのでフィデリックス製のHDMI出力基盤をもう一枚増設して二台のカプリースに対応してみました。電源は暫定で5Vまで電圧の下がったキャパシタ電源で聴きました。音質については多くの方が書いているので今更でしょう。
ハイレゾやDSD対応のカードトラポですのでQA550とは違う使い方ができるので持っていて価値のあるものだと思います。

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