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Ortofon MC2000mk2を修理してみました。

今日は寒いくらいになってきました。このまま秋になるのでしょうか?

先日、久々に元佐倉オーディオクラブの部長をしていたA氏の所に行ってきました。
A氏はインターネットをやっていないので私が今何をしているのか知りません。

「どう?調子は?(こう聞けばもちろんオーディオの事です。)今何をやってるの?」と聞いてきましたので、「色々なカートリッジの修理をして楽しんでいますよ~。リビルトでも吃驚するほど良い音で鳴っています。」と答えました。
「そんな事までやってるのか!」と言って驚いてくれて、奥からこんなものを出してきました。
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前回修理したオルトフォンのMC2000の後継機種mk2です。ボディはアルミ合金から白いセラミックに変わっています。
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カンチレバーは健在ですがスタイラスチップがありません。
「これなら修理できますよ」と言うと「本当かよ!」と言って渡してくれました。
チップを掃除していて脱落させたらしく修理にもかなりの金額がかかる為、そのままにしてあったそうです。

顕微鏡で見てみるとチップの取付けてあった穴は残っていますが崩れていて、
そのまま穴にチップを入れるのも大変なので、サエクのC-1を修理した時と同様の芋付けの方法をとりました。
高級カートリッジなのでチップは最低でも無垢のダイヤで楕円のチップを探して取付ける事にしました。
そして出来たものがこれです。
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修理は完全ですがMC2000と比べ音はどうでしょう?聴いてみるのが楽しみです。
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PC-70MCを修理しました。

すっかり秋の気配となって過ごしやすくなりましたが、また暑さがぶり返してくるのでしょうね。

さて、今回もまたカートリッジを修理しました。
パイオニアのPC-70MCです。空芯カートリッジでカンチレバーはベリリウムの極薄パイプなので針をレコード盤にうっかり落としただけでカンチレバーが簡単に折れるほどの脆さです。私も繊細な音の表現に惚れ込んで一時期は熱心に使っていましたが、4個位カンチレバーを折った記憶があります。
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このカートリッジも写真の矢印の様に根元からポッキリと折れています。これをどの様に修復しようかと考えましたが、根元にロッドを埋めてカンチレバーを継ぐように考えてみました。
ロッドの材質ですがプロはタングステンの棒を使うと聞きましたが、タングステンの極細線など手には入りませんし質量が鉄の2.5倍と重いので もっと軽く適度の強度のある物で考えるとチタン合金が良さそうです。チタン合金の質量はアルミ系の二倍ほどありますが、鉄の半分で強度はアルミよりもあります。さて、必要なのはチタン合金の0.4mmの極細線ですが、そんなものはありませんので作る事にしました。旋盤で0.7mmくらいまで削ると『ポロッ!』と折れてしまいます。なので、あとはヤスリで0.4mmまでに仕上ました。
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これを切り取って折れたカンチレバーの根元に挿します。ハンドメイドなので右側のロッドの様に太さの違う物を組合すのも、太さも自由自在です。
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チタン合金製のロッドがつきました。これにカンチレバーを挿すだけです。
はい、完成です。
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材質はベリリウムではなくアルミパイプのカンチレバーですが、スッキリとした繊細な音がでました。今使っているプレーヤーが以前から大きく進化をしたPL-31E改なので、以前に聴いた時の印象よりも遥に良い音です。もう少し色々なレコードをかけて楽しみながら鳴らし込んでみます。

ハイフォニック MC-A3を修理しました。

ここの所、カートリッジの修理の記事が続いています。今回もまた同様の内容です。
ハイフォニックのMC-A3です。カンチレバーが根元から折れています。
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いつもの様にカンチレバーを継竿にします。

はい、できました。
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一見修理した様には見えません。

カンチレバー正面からのチップの写真です。
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下のカートリッジ本体の水平の線と比べてチップが垂直に移植できています。
音出しは明日ですね。

追記
このカートリッジはカンチレバーの根元が腐食していてカンチレバーを修理したのちに
根元から脱落してしまい修理不能となってしまいました。残念!


9月20日再度の追記です。
ある方からハイフォニックのカートリッジの修理を頼まれたので予備知識を得る為に
修理を断念したこのカートリッジの蓋を開けて内部構造を調べてみると、まだ修理可能の余地がある事が分かりました。これは空芯カートリッジだと分ったので、今度はベリリウムカンチレバーを奢ってみる事にしました。修理して音を出してみましたが空芯らしいとても爽やかな好い音で音楽が鳴りました。

クリヤーオーディオ・deltaの修理

あの猛暑が嘘の様に この雨ですっかり秋めいて過ごしやすくなりホッとしています。

今回はciearaudioの空芯カートリッジ、デルタを修理してみました。
ボロン?パイプカンチレバーの途中から折れて無くなっています。
今回も継竿の方法にしました。ジャンクカートリッジから採ったジュラルミンのカンチレバーはデルタの破損カンチレバーと直径が殆ど同じでこのままでは取付ける事ができません。さて、どうするか?
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髪の毛くらいの太さのジュラルミンカンチレバーの後ろ三分の二を顕微鏡を見ながらヤスリで細く成形してみました。結構ちゃんと削れるものです。

そして、これをデルタのパイプカンチレバーに差込み接着して出来上がった写真です。
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シェルに取付けて聴いてみましたが、このカートリッジも何の問題もなくとても良い音で音楽を再生してくれました。バッチリですね。

スピンドルの再検証をしてくださいました。

以前の私のやった比較実験で『ターンテーブルのスピンドルシャフトは細い方が音が良い』という結果がでましたが、YSJさんが再検証してくださり同様の結果が出ている事をブログに載せてくれていますので是非読んでみてください。
http://blogs.yahoo.co.jp/agape262/14232250.html
http://blogs.yahoo.co.jp/agape262/14268164.html
http://blogs.yahoo.co.jp/agape262/14273449.html

YSJさんは私より早く安価なプレーヤーのDCモーターの音の優位性に着目して採用するなど高い見識を持っている方です。

SAEC C1の修理

最近はカートリッジの修理をしてみると、なんら動作に問題はなく良い音が出るので面白くなって乗りに乗っています。
悪乗りついでに今度はもっと難しい状態のカートリッジの修理に挑戦してみました。

今回はサエクのC1カートリッジですがカンチレバーには中空ベリリウムパイプが使われていてボディは全金属製です。空芯コアではなく磁性コア巻コイルが残念ですが修理する価値があるカートリッジと判断しました。
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見てみるとカンチレバーのダイヤモンドチップの穴から半分が斜めにチップごとありません。ベリリウムパイプカンチレバーなので全交換しては価値がないし斜めに割れてしまってチップを取付ける所がありません。
ベリリウムは硬い金属でガラスと同じにモロイ性質で削ったり穴を開ける事は難しいので、どうするかかなり悩みました。

最近の海外の超高級カートリッジの針先の写真を見てみるとボロンカンチレバーを切断したそのままの先にチップが接着剤で芋着けにされています。
普段からカンチレバーに穴を開けて差し込んでいるチップや、スリットを切って挿んでいるチップを見ているので「超高級カートリッジなのに何だ~」とガッカリしたものですがカートリッジに詳しいプロの方に聞くとそれでも大丈夫なのだそうです。

なので今回は中空ベリリウムカンチレバーはそのままにして芋着けでチップを装着する事にしました。
位置決めの穴がなく、取付け角度も定まらない、そして楕円針なので方向がありますので超のつく難関です。取付け方法を試行錯誤して悪戦苦闘の末ようやく装着できました。 これです。
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良く見るとチップ右側に僅かに前を表す赤のマーキングが残っています。
上方からの写真です。
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チップは菱形で、センターではなく前方から見て左にオフセットになっている事が分かるとおもいます。斜めに割れて残ったカンチレバーの先を切り取らず残す事で取付け強度を増す為にそのままにしました。思った以上に良くできました。
試しにレコードに乗せてみましたが問題なくよい音が出ました。これからいよいよ試聴です。

Ortofon MC2000の試聴

前の記事でオルトフォンのMC2000が復活しましたので音を聴いてみました。
カンチレバーとチップが違うのでオリジナルとは当然音は違いますが、どんな音がでてくるか楽しみです。

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まず音を出して驚くのは出てきた音の小ささです。フィデリックス社のプリアンプMCR-38で高能率のA5を鳴らしても5時のフルボリュームの状態です。(通常はMC-L1000などは12時から1時くらいのボリューム位置)
もしかしたら以前ダマテラ邸で聴いたジュエルトーンのJT-RⅢよりも小さいかもしれません。(これがMC型最小出力のカートリッジ?)

MC2000はコイルの巻枠に磁性コアを入れずカーボンの巻枠を使用しています。
この為にコアによる磁束が稼げない為、コア入りカートリッジより極端に出力が小さく並のフォノイコライザーではノイズが多くて使用する事はできません。
と言ってせっかくの空芯カートリッジを鉄心にコイルを巻いたトランスで変換するのでは本末転倒しています。
この低出力のカートリッジを再生する為に入力換算雑音-150dbV以上のフォノイコライザーが必要なるのです。事実MCR-38はフルボリュームでも全くノイズが気になりませんしLEGGIEROを使っても同様です。

さて、音の方ですがまず気が付くのは音の純度です。とにかく澄んでいて余計な音がしません。その為に空間は深く、ボリュームを絞っても全く音が潰れません。これはジュエルトーンのJT-RⅢに通じるところです。また低音域は軽く反応が速く鈍さを感じさせない音です。サテンM18BXとの比較でサテンが重く感じてしまうのですから相当なものです。鳴らし初めはやや高域にエネルギーが寄っていましたが、
鳴らしていくうちに低い方に重心が寄りとても良いバランスになりました。それも当然で、このMC-2000は買ってすぐに針が折れ数十年間そのままだったのですから当然だとおもいます。カンチレバーを継いだことなどのハンデは微塵も無く、見事な音を再生してみせてくれました。
出力が小さく使いづらい面はありますが、このMC2000も傑作カートリッジの一つと言い切ってよいと思います。

Ortofon MC2000を修復してみました

先日、「あんたなら治せるっしょ!」とカンチレバーの途中からチップの無いオルトフォンのMC2000を頂戴しました。
 MC2000はカーボンの巻枠にコイルを巻いたオルトフォンの中のカートリッジではとても珍しい空芯型カートリッジです。導通を見るとコイルの断線はないようですので、貴重な空芯カートリッジなので何とか助ける事ができればと思いました。

暫く検討をしてみて継竿という方法を採る事にしました。もともと有ったアルミパイプのカンチレバーを短く切断してXL-MC5のジャンク品から取り外したカンチレバーを移植しました。
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これが修復後の写真です。アルミパイプの上にスッポリと被せたので一見修理した箇所は分からないと思います。
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これで貴重な空芯カートリッジを一つ救う事ができました。これから試聴してみたいと思います。

STAXのアームの修理 2

今日は大分過ごしやすくなってきましたが、まだ蒸し暑いです。しかし、空は秋の気配が感じられてきました。

先日スタックスのUA-3アームの修理をしましたがオーナーの話だけを聴いて切れた線を接続してみましたので完成した状態が分からずにいました。
L33さんからコメントを頂、もう一本のUA-7のほうを開けてみてどの様な仕上がりにするのかは理解できました。
このUA-7は断線箇所が1か所だったので切れた線をそのまま接続してみました。
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写真左から二番目の端子に接続完了しました。茶色のゴム系の接着剤でハンダの箇所をコーティングしてショート防止と切断防止の為に動かない様に固定してあります。
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極細リードをシリコングリスの球で二か所を束ねてあります。
前回のUA-3の修理経験も生きていると思いますので、今回のアームの修理は簡単に終わりました。

オフ会in奥多摩

猛暑も山を越したようでようやく一息ですね。
昨日はaudiofunさんと奥多摩でリニアテクノロジーのフルシステムで音楽を聴かれているi氏宅まで行って来ました。
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i氏邸からの景色ですが、見上げる様な山また山で、これが東京都とは思えない大自然の景色です。
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i氏邸のリニアテクノロジーのシステムです。スピーカーはネットが付いていますので一見コンデンサーSPの様ですがホーンを中心にしたダイナミック型の5ウェイです。
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腰の強い低音で迫力があり、大型ですが音像が大きくならず、空間もスッキリとした音で快適に音楽が楽しめました。
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ターンテーブルはDENON DP-100、金色の機器がリニアテクノロジー社製のCDP、プリアンプそしてデバイダー付パワーアンプです。

そして、今回聴けたのがこのスチューダーのプロ用テープレコーダーとマスターテープです。
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A810ですが、この音は素晴らしいです。普通はレコードに入っている音以前に遡って聴く事は不可能ですが、これはレコードにカッティングする前の音が聴けるのですから鮮度は明らかに別次元です。弦の音は滑らかで肌触りよくブラスはパリパリに乾いていて、全ての音に密度があり実在感が高い音です。
この音を聴けた事は私の目標としている音と最上流が如何に大切な事なのかが 強く確信する事となり、今回のオフ会で大きな収穫があったのはとても良かった事です。

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