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DL-103FMJの音

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前回作成したDL-103FMJの音質についてです。
以前よりカートリッジの樹脂モールドのボディの音質への悪影響は認識していましたので
手持ちのカートリッジは殆んどが金属かエボナイト製のカートリッジになっています。
今回のDL-103のメタルボディ化でどの様な音質への効果があったのでしょう。

自分は普段はビクターのMC-L1000を使用していますが、DL-103はレコードをかけても比較の為に少し鳴らす程度でまともに聴く事はありません。

手持ちのカートリッジの音質については、かなり前に書いていますので見てください。
http://blogs.yahoo.co.jp/milonhit/folder/634725.html
自分にとってはDL-103を持っていても あまり意味が無いので、
これをメタルボディ化の練習台に使用する事に決めました。

前回の記事でベースとボディは出来上がり仮組みをした写真を載せましたが精度良く作ったので
嵌め込むだけで固定できていました。
これで少し聴いてみたのですが、どうも只者ではない様です。

固定法は接着剤を使った簡単な方法を案の1つとして考えましたが、音を聴いて欲がでました。
接着剤の使用はやめて ユニット本体はチタンベースの横からタップを切って103のマグネットを2mmのステンのイモネジ留めとし、ボディは1.4㎜の螺子留めとしました。(また、接着すると後で分解するのも面倒なので)

自作品はどうしても製作者に良い音に聴こうとするバイアスがかかっていますので時間を置いて聴いた方が正確な判断ができますので、試聴記を書くのは気持ちが落着く時間を置いています。
またこの様な場合は他の人の率直な意見も大変参考となります。

前置きが長くなりましたが試聴結果です。

まず予想通り音楽全体の静けさと純度がノーマルの103から圧倒的に向上しています。音の滲みともやつきが無くなり余計な物が音に着かなくなっています。
支点がシッカリとした事により音の立ち上がりも切れも全くちがいます。
こうなると音の線が細くなる場合が多々あるのですが、DL-103の特徴の線の太さと厚み、そして力強さは そのままです。
音楽が抑圧されたところもなく、開放的な音で聴いていて楽しく「次のパートはどう鳴るだろう」と期待して先を次から次へと聴いてしまいました。この音質向上のしかたは聴けば直に判るほどの大差として現われ、予想を大きく上回る好結果となりました。

こうして聴いてみるとカンチレバーがベリリュームだとかボロンだとか、コア入りだとか空芯だとかは二の次の事で、「ボディの金属化はカートリッジの最優先項目である事は間違いない」と この改造で知る事ができました。
樹脂ボディにべりリュームやボロンのカンチレバーをつけて付加価値をつけて売っているカートリッジがありますが、まず支点となる確りしたボディが大切で本末転倒ではないかとも思ったしだいです。
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DENON DL-103FMJ完成

DL-103金属ボディ化の完成です。
ベースはチタン合金、ボディは超々アルミ合金ANP89で作りました。
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隣は抜け殻のDL-103です。
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背が高めなのはDL-103は元々背が低くスペーサーをかませないと他のカートリッジとアームの調整が付かなかった為、最初から他のカートリッジの高さに合わせました。
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勝手に命名していますが、FMJは FULL METAL JAKETの略ですね。
アルミ合金にバフがけしてピッカピカですので素手で触ると指紋が目立つのが難です。

こんな物作ってみました。2

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チタン合金を使って こんな物を作ってみました。
カートリッジのベースですが、どんなカートリッジでしょうか?
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さて中身をとりつけてみましょう。
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        こんな感じですね
このユニットは見たことある人が多いのではないでしょうか?

まだつづきます。

XL-MC5用チタンベースの音

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XL-MC5用のチタン取付けベースの作成に手間取っていましたが、やっと完成しましたので試聴してみました 。

長く経験を積んでいる方は分ると思いますが、スピーカーの振動板にしても、ターンテーブルにしても
使用している素材の音というのは確かにあります。
さて、今回のチタンベースに取り付けたXL-MC5はどうでしょう。

前回作成した超々ジュラルミンベースとの比較をしてみました。
すでに超々ジュラルミンのベースでも充分すぎる音がでていますので、これに上積はあるのでしょうか?
XL-MC5本体とシェルは同じものを使用して取付けベースのみ交換して聴きましたので
厳密に変化要素は取付けベースのみです。

自分はライラのパルナサスdctと言うチタンボディを採用したカートリッジを所有していますが
このカートリッジの第一印象は空間に余計な物が付かず静かなカートリッジだと感じました。
今回の取り付けベースも予想通り空間の静けさが向上しています。
空間の遥か奥で鳴っている楽器の姿形と響きがしっかりと見え、この空間の貫けのよさは圧倒的です。
よりクリアーで鮮明な音と言えるでしょう。

ジュラルミンの様なアルミ系の素材はこうして比較してみるとシャカ、シャカとした様な空間の濁りが極僅かにある事が分ります。
しかし、これはジュラルミンを使用しているMC-L1000でも同じ事ですが、この事が音楽を聴く上でけして悪い方向ではないのはMC-L1000の優秀な音からもわかります。しいて言えば背景に適度なボケ味のある音でしょうか。

チタンはステンレスや鉄系の持つ冷たい温度感にはならず自然な質感を持つ優秀な音響素材だと再認識しました。
しかし、チタンは加工の難しさはジュラルミンとは比較になりませんので、ここまで拘らなければ「超々ジュラルミンでも充分か」とも思います。

チタン材工作の難関突破

SONY XL-MC5用のベースを色々な金属で作っていますが
先日、入手したチタン合金を使って作り始めています。
最大の難関は本体取付け用の穴で完全な円形ではなく上部が平らな形をしている事です。

              以前製作した超々ジュラルミンベースの穴の形状
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ジュラルミンやアルミなどは柔らかくノミの様な形状の切削工具を自作して削っていましたが
今回のチタン合金の硬さは桁が違います。
ノミの様な切削工具では刃先が逃げてしまい削る事はできませんので、新たな方法を考えなければなりません。

              そして考えたものがこれです。
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直径6mmのステンレス棒に幅3mmの溝を切って、そこにチタンも削れるハイス鋼の角材を作って埋め込み5mm間隔に溝切をして刃をつけました。ノミから鋸に変更です。
フライス盤のエンドミルの刃に使うハイス鋼は鉄材も削る材料ですので、はんぱない硬さで、形を削りだすのにタングステン製の超硬エンドミルを使用して(それも直に切れなくなる)、これを作るのに昨日一日かかってしまいました。
写真では分りませんが下にいくほど0.0*mm位の変化で刃を高くしてあります。

これをフライス盤にセットして、あらかじめ開けておいたチタン材の穴に圧をかけて挿入していきます。
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一番最初の刃から徐々に刃が高くなっていき、少しずつ削れていき最後の刃で目標の高さまで削れる仕組みです。
それでも、スンナリとは削れませんでした。
いやはや、大変な作業でしたが困難な物ほど上手くいくと達成感はあります。

システムを夏仕様に変更しました。

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ようやく関東も梅雨明け宣言がでました。
毎年の事ですが、我家のメインシステムはA級モノラルパワーアンプ8台のマルチアンプでドライブしています。
ですので気温が上がるとエアコンが全く効きません。
そこで、本日より2ウェイのブックシェルフを
発熱しない高効率パワーアンプのCERENATEでドライブするサブシステムに切替えました。
メインスピーカーのALTECのA5は涼しくなるまで暫くお休みです。

新たな素材

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色々な素材でカートリッジのベースを作っていますが、
今回は友人のcronosさんから新たな素材を頂戴しました。
比重は鉄や真鍮よりは軽く、ジュラルミンよりは重く
色は右側の超々ジュラルミンと比べて黄色がかった暗い金属色です。

不定形から正確な直方体を削り出してみましたが、
硬さはSS400と同程度で切削時に熱をかなり持ちましたので切削オイルを多用しました。
難切削材の部類ではないかと思います。

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