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トーレンス派か?ガラード派か?

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プレーヤーはベルトを使って駆動力を伝達するベルトドライブとゴムローラーを介して駆動力を伝達するアイドラードライブ、そしてモーター軸が直接にターンテーブル軸になっているダイレクトドライブがあります 。

まずダイレクトドライブはモーターの軸とターンテーブルが直結してしまっている為、モーターのコッキングが直接伝わってしまいます。それは音の滲みとなって現われ、現実の音とはかけ離れて聴こえ(機械の様な音に感じる)、丁度デジタルのジッターが多い場合と良く似て聴こえます。ですので、私の最低基準の音質を満たしていないので此処では取り上げません。
同じベルトドライブ型でもターンテーブルの外周に糸やベルトを掛けるタイプもモーターの振動やベルトや糸の影響を大きく受け 音は今ひとつですので、此処ではリンやトーレンスなどのサブターンテーブルを持つ内周駆動ベルトドライブとEMTやガラードなどのアイドラードライブについて書きたいと思います。

アイドラードライブのプレーヤーですが、モーターの駆動力を一旦ゴムローラーを介して伝えています。この事でモーターのコッキングは和らぎ、駆動力も確り伝わりますので定速に達するのが速く、この点が局用に使われた大きな理由だと思います。駆動力が確り伝わるかわりに、ある程度はモーター振動も伝わります。
昔佐倉オーディオクラブの部長をしていたA氏の常用機はEMT930STで、この音は何時も聴いていましたのでアイドラードライブの音はよく分っていますし、927STはA氏の友人が持っていますのでこれも聴いた事があります。
アイドラードライブは確りしていて力があり明確な音で喩えると力強い蒸気機関車の様な音です。
音の滑らかさはやや物足りないものの、ダイレクトドライブの様な音の滲みも無いので使用するには問題はありません。
S/Nはアイドラーを介している為、ゴロが出やすく、またアイドラーの為のシャフトが増え、この分の抵抗が増える為、この点では大きく不利になります。

しかし、私の目標としている音は手回しプレーヤーの音ですので、内周駆動ベルトドライブとアイドラードライブを比べ「どちらが手回しの音に近いのか?」といえば私は迷わず内周駆動型ベルトドライブと答えます。内周駆動型ベルトドライブの音は滑らかで優しく、しなやかで、喩えると氷上を「スーッ」と滑るスケーターのイメージです。
この音からも一番モーターの振動を伝えていない駆動方式という事が言えると思います。
(アイドラードライブに比べて音にやや非力な様に聴こえるところがあるかもしれませんが、私がロックを聴くのには充分過ぎるほど力強い音です)

結論を言えばアイドラードライブは過剰な位に力があり迫力は(ジャズを聴く人がよく言う『ゴリゴリ感』)はありますが、弦の肌理細やかさや滑らかさ、そして自然と感じる優しさも私の要求する基準を下回るので使用する事はありません。

この様に、モーターの振動を伝えない内周駆動型ベルトドライブは私の重要視する滑らかさと優しさとしなやかさを満たしてくれますが欠点が無いわけではありません。
ギターの生演奏とチューンをする私の友人に このプレーヤーを聞かすと「船酔いしそうだ」といいます。
私には全く判らないのですが、内周に掛かっているベルトの伸び縮みがターンテーブルの慣性との間でユックリとした周期で変化をしている様です。
絶対音感を持つ者には、音程が大きくうねる内周駆動型ベルトドライブは決定的な欠点になるようです。
(自分には幸いにも絶対音感がありませんので全く気になりませんが。)
この様な事はアイドラードライブにはありませんので、ベルトドライブほどの滑らかさはありませんが、絶対音感を持っている様な方にはアイドラードライブを使用する方が良いと思います。

人は経験により同じものを聴いても、ある人は気になるところがあれば「良くない」と言い、気にならなければ「良い」と全く違う評価をします。
人間の作った物ですので完璧な物などはありませんので何処を取り、何処を優先させるかによって選ぶ物が全く違ってくるのは当然だと思います。
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音の良いプレーヤーの秘密2

ターンテーブルは一度手でまわせば永久運動する独楽のように速度を落とさず回り続けるのが理想です。
しかし、現実にはモーターなどでエネルギーを供給し続けなければフリクション・ロスなどの様々な要因によりドンドンとスピードが落ちてきてしまいます。
回転抵抗が大きいと急激に遅くなった分、モーターが慌てて大きなトルクでエネルギーを供給しなければならず、結果的にアクセルとブレーキを同時に踏む様にギクシャクとスピードが変動する事になり聴いて違和感の大きい音につながります 。

このことから抵抗を極力少ない状態に近づけ、回転スピードが落ちない様に徹底して拘ってゆけば小さいエネルギーの供給で済み、理想に近づくはずです。(弱いモーターの力で済みトルクリップルから逃れられる)

昔から『ターンテーブルシャフトは太く長い方が音が良い』などとオーディオ雑誌などには書かれていますが、摩擦抵抗の事を考えれば全く逆で、
ターンテーブルシャフトは細く、あまり長くしない方が抵抗も少なく理想の回転に近づくはずです。
スピンドルは先の尖ったピンポイントのものが理想的に思えますが、しかし時間経過とともに先が潰れ序々に抵抗が増えてしまい音質が劣化します。この点を考えればターンテーブルシャフトの軸受けは先端にボールベアリング球を使った軸受けが良いのではと思います。実際に比較して聴いても音質の優位性が確かにあります。
また、スピンドルケースはあまりに精度が高いと油膜面が薄くなりオイルの粘性でかえって抵抗となります。
ガタガタでは如何にもなりませんが、スピンドルとケースに適度の余裕がある事が抵抗を少なくする為に必要です。ですので抵抗を減らす事を考えればスピンドルオイルも粘性の低い物を使用する様にした方が良いと思います。

ターンテーブルのプラッターは巨大化して慣性モーメントを増やせば長い時間回ってくれる様に思いますが
実際には重さがある為、それを支える相応の太く長いシャフトと大きな軸受けが必要になり結局は慣性の増大と同時に抵抗も増大して限がなくなる結果となります。
シャフトの太さとのバランスを考えますと3から4㎏程度の重さのプラッターで十分なのではないかと思います。
(音の良いプレーヤーの秘密にも書いたとおり、プラッターの重量を増やさず内周をベルトなどでドライブする方法が一番cleverなやり方ではないかと思います。)

ベルトドライブ型のターンテーブルは強い力でベルトを張ると軸受け側面に力が掛かり大きな抵抗となります。
メーカーは「一年ごとにベルトを交換しろ」と取り説には書いてありますが、伸び切った「タプ、タプ」なベルトの方が新品のベルトより聴けば圧倒的に音が良い事がわかります。


使用するモーターはオープンデッキのキャプスタンに使用されている様な大型の物が見た目も頼もしく音が良いように思えます。しかし、モーターの存在を出来る限り無くしてトルクリップルを抑えたいのですから、使用するモーターはトルクの大きな大型のモーターよりも直径の小さな小型のモーターの方が良いのです。(ローターの直径の大きいモーターは磁力が引き合う『力点』が外側になりトルクが大きくなる事が分ると思います。)
こうして見てみると昔からのベルトドライブプレーヤーがいかに合理的に出来ているかが分ると思います。

2015年4月30日追記しました。
モーターについては後日の検証でACモーターかDCモーターかではなくモーターの質による影響のほうが大きい事が判りました。

御客様がありました。

本日午後7時から、雪まるださんがSEEDさんさくどう親父さんを連れて当リスニング・ルームを訪れてくれました。
SEEDさんは遠く広島から寄ってくださいました。
午前中は埼玉のaudiofunさん宅でオフ会をして、午後から雪まるだ邸、そして夜は当家の強行軍だそうです。
かなり色々な物を聴いてきて疲れているようでしたが、当家の音も2時間の超スピードで聴いていただきました。
簡単ではありましたが、だいたいの拙宅の音を掴んでもらえたなら幸いです。

皆さん強風の中を本当にお疲れ様でした。

追記しました。
この時のオフ会の記事をSEEDさんが載せてくれました。
http://blogs.yahoo.co.jp/jbls9500/31775341.html.
http://blogs.yahoo.co.jp/jbls9500/31781560.html.

ツィーターのデッドマス効果の検証

昨日のDIYの記事で鋼材の加工をしまたが、出来上がった物を取付けてみました。

                なんちゃってゴトウ・ホーンツィーター
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えへへ、マグネットが大きくなったみたいでカッコ好くなったでょう。これを見てH-54Hだと判る人はいないかな?
「カッコだけか~い!」・・・・・て、突っ込みが入りそうですが。
すこし、音質について検証してみたい事があったので これを作ってみました。

私は、以前からウーハーなどのマグネットの後ろにデッドマス(重り)を着けて音質の改善を図っている方の例を見てきました。
ALTECの515と416との差の様に大きなマグネットを背負っているウーハーと標準品では音の密度感やシッカリ感や空間の静けさが明らかに違う。マグネットの強弱もあるでしょうが「重さも音質に効いているのでは?」と思います。
ウーハーの重い振動板にたいして、それを支える質量が圧倒的に足らない為、マグネットの後ろにデッドマスを付けると大きな効果が期待できます。私の場合スピーカーは地球という絶対的質量のある物に固定してあります。

「ツィーターは振動板が小さく軽いので相対的に それほど大きな質量がいらないのではないか?」
と思いますし、ツィーターにはデッドマスを着けている方は ほとんど見かけません。
しかし、最近聴いたエール音響のツィーターや拙宅のゴトウの160BLツィーターには共通した音質が感じられました。
もちろん強力な磁気回路の効果や、チタンやベリリウム振動板の効果もありますが、
巨大な質量の効果が大きいのではと思いツィーターに付ける重りを作って効果を比較してみる事にしました。

さて、音質ですが、H-54Hは高域は伸びていて素性の良さは感じますが裸のままではホーン鳴きが酷く
「ジャカ、ジャカ」とした煩い音で全く使用に耐えない音です。
このホーン鳴きを抑えるのに以前木製のツィータースタンドを作り取付け鳴らしてみましたが、
ホーン鳴きは治まりましたが、何か スッキリしない音で、一度ゴトウのツィーターと聴き比べれば「もう、いいわ」というくらいの音でした。
デッドマス無しの時は全体に「もやつき」があり曇っていますし、音に艶もなくエッジも甘い鈍さを感じます。

 これにデッドマスを付けると「同じツィーター?」というくらい一変します。
音色は同じなのですが音の純度が全く違うのが一回の比較をしただけでも明確にわかります。
デッドマスを着けたとたん空間は晴れ渡り、澄み切って、彼方まで見通せる様になりますし、ピアノの立ち上がりなどは全く違います。
流石に微妙なニュアンスの表現ではゴトウに一歩譲りますが(ゴトウと比較せず単独で聴いたのでは全く判らないレベル)価格とかを抜きにしても素晴しい音が出て来たと思います。

やはりツィーターの振動板が いくら軽くてもユニット自体が振動板の反作用で揺すられて音を濁らす原因となり、ユニットの質量が音に大きく影響している事が この実験で明確に分りました。

こんな物作ってみました。 DIY

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直径8cm、長さは5cmの鉄の棒をネットで注文してフライス盤で、こんな物を作ってみました。
さて、何に使うのでしょうか?
SS400と言う材質の鉄材で中グリ加工の穴も大きいので、2個加工するのに一日かかってしまいました。
こんな時に旋盤が欲しいなぁ~

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