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理想のオーディオ機器

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オーディオは一見すると終わりのない無限の組み合わせのパズルのようですが、
よく理由を考えれば目標とする答えがある事が解ります。
現在は自分なりに納得のゆく音と考え方に辿り着いたと思いますので、
興味のある方の参考になればと思い少しずつ書いて見たいと思います。
意見や異論など趣味の世界ですので、どしどしコメントして頂ければと思います。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 オーディオひょ~ろん家の先生方は、オーディオ機器の音を
「これはアメリカの音だ」とか「これはドイツの音だ」とか、
「クラシックむきだ」とか「ジャズむきだ」とか
もっともらしい事を言っていますが、本当にそのような音があるのでしょうか?
私もオーディオを初めたころはオーディオ雑誌に影響されて
そのような音を出す機器が本当にあるのではと思っていました。

 世の中のオーディオ機器から出てくる音は千差万別です。
それはオーディオ機器を作るときに製作者の好みと主観が反映された機器が
ほとんどだからではないかと思っています。
しかし、オーティオ機器は あくまで変換機か増幅器であり
それ自体が個性や芸術性など持つべきでは無いと思います。

私は これらの個性的な機器を組み合わせて好みの音を作ると言う考え方には全く否定的です。これをやっていたらけして終わらない無限の迷路に迷い込むことになり、永久に目標には辿り着けないでしょう。
私の巡り会ったフィデリックス社のアンプは直接原音比較法により
入力を忠実に増幅する様に作られていますので何が正しいのか迷わず見極め
選択するのには願ってもない機器でした。

メディアに記録されたソースを出来る限り劣化させず、そのまま再生する高忠実な機器を使って調べていくと『この世に音は悪くなっても良くなる機器や部品は一つとして存在しない』と言う事が良く判ります。(オーディオは全てにおいてマイナスにしかならない事が大原則です。)
どんなに高額な対価を支払った機器でもメディアに記録された音より絶対に良くは鳴りません。
『それじゃあ、面白くないじゃないか!!』 と言われるでしょうが
記録メディアには 無限に近い素晴らしい音の情報が記録されているのです。
それが判ったからこそ自分はオーディオに 夢中になったのです。

 経験を積むにつれ「レコードに入っている音は1つしかないのだから求める答えは1つしかない !!」と言う確信に行着いたのです。
そうです! 素晴らしい音楽性はオーディオ機器が持つものではなくレコードの中にあるのです。

以下の文面は私の好きな 今は亡きサテン音響の塚本社長のコメントです。

最高の音楽性は元の演奏の中にのみあります。
 オーディオ機器を製造する場合どうせ元の演奏を全く変化させ
ずに再生することは不可能であるので同じ変化するなれば人間が聴
いて好ましいものにするという立場と、人間の聴覚にとって必要な
ものは極力変化させないようにする立場とがあります。
 サテンは一貫して後者の立場に立っております。それは前者の場
合はどのレコードもある楽しさで聞くことはできますが、もはやそ
れ以上のものはありません。その好ましさもある種の変形の結果で、
 いかなるときも元の演奏に蔽いかぶさるので元の演奏の無限の音
楽性を隠してしまうからです。しかし後者の場合は一度成功すれば同
じレコードでも聴く度ごとに元の演奏から無限に新しく音楽性の発
見をすることができるからです。しかし後者の道はこわしてはなら
ない必要最少限のものは一個所たりともおろそかにできません。

この文面のとおり※原音をできる限り色付けせず、劣化させないで
再生する事が私は理想のオーディオ機器と考えています。
(※注:この場合の原音とはレコードに刻み込まれた時の音で生演奏の事ではありません。)
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